ペドロ・デ・ラ・ロサが、F1テストドライバーに復帰する意志はないことを示唆した。
長年マクラーレンでテストドライバーを務めていたデ・ラ・ロサは、2010年にザウバーへ移籍し、レース復帰を果たした。しかし、第15戦シンガポールGPを前にデ・ラ・ロサはザウバーを解雇され、ニック・ハイドフェルドがデ・ラ・ロサの後任となった。
その後デ・ラ・ロサは、ザウバーに加入するまでハイドフェルドが務めていた、ピレリの開発ドライバーの職務を引き継いだ。先週には、再びF1のテストに復帰できることが「とてもうれしい」と語っていたデ・ラ・ロサだが、フルタイムのテストドライバーに戻る覚悟をしたとの憶測は否定している。
「来年のF1に、(レースドライバーとしての)居場所があることを願っているよ」
「もしF1での僕のレースキャリアが終わってしまったら残念だけど、別にこの世の終わりというわけじゃない」
「でも、確実なことが1つある。もう1シーズン、テストをすることはない」
「もし下位チームでしかシートを見つけられなくても、テストドライバーよりもそっちを選ぶ。テストするよりも、悪いクルマでレースをする方がマシだよ」とデ・ラ・ロサは『formule1.nl』へ語った。