ペドロ・デ・ラ・ロサ、スポンサー不足でレース復帰は絶望的?

2010年12月13日(月)
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ペドロ・デ・ラ・ロサが、2011年にヒスパニア・レーシング(HRT)でF1を戦う可能性は低いと語った。

デ・ラ・ロサは、自身の母国スペインのチームであるHRTと交渉をしていると認めていたが、『AS』へ次のようなコメントを残した。

「ヒスパニアについては、とても期待していたんだ。彼らには野心的なプロジェクトがあると思っていたからね」

「でも、数週間がたったけど、何も聞いていない。だから、彼らはまだプロジェクトを決めていないんだと分かったよ」

さらにデ・ラ・ロサは、『Europa Press(ヨーロッパ・プレス)』へ次のように話している。

「ヒスパニアには何もない」

「僕は以前から、真剣で野心的なプロジェクトがあれば、彼らに加わりたいとハッキリ言ってきた。でも、今の段階でも彼らのプロジェクトのことを知らないんだ」

デ・ラ・ロサによると、HRTはドライバーが持ち込む「スポンサーに大きく」頼っている状態だという。しかし、「僕にはスポンサーがいないんだよ」とデ・ラ・ロサは加えていた。

2010年にレースドライバーとしてザウバーに加わるまで、長年マクラーレンでテストドライバーを務めていたデ・ラ・ロサ。2011年はテストドライバーとしてマクラーレンに戻ることも検討していることを認めた。

「きちんと話をしたわけじゃないから、マクラーレンの希望は分からない。でも、僕はそう(復帰)したいと思っている。ただ、今はそれを考える時じゃないよ」

そしてデ・ラ・ロサは、いまだ空席になっている2011年のF1シートのほとんどが、大きなスポンサーを確保しているドライバーによって埋められるだろうと予想した。ロシア出身であるビタリー・ペトロフ(ルノー)を例に挙げながら、デ・ラ・ロサはこう述べた。

「資金のあるドライバーを捜しているから、多くのチームがドライバーを発表していない。それが現実だし、今のF1に大きな影響を与えていることだよ」

「彼(ペトロフ)は、ルノーのようにいいチームでデビューすることができた。彼がロシアから得ているような支援を、僕もスペインから得たいものだよ」

「つまり今は、ドアを開くには大きなスポンサーが必要なんだ。今までもそうだったけど、今はそういった面が大きくなっている。ドライバーからの資金を必要としているのが、弱小チームだけではないからね」

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