ヒスパニア、ペドロ・デ・ラ・ロサに1000万ユーロを要求

2010年11月18日(木)
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ペドロ・デ・ラ・ロサが、2011年にヒスパニア・レーシング(HRT)のシートを獲得するためには、800万ユーロ(約9億円)から1000万ユーロ(約11億2700万円)の持参金が必要だという。

スペイン人のフアン・ヴィラロンガの投資によって、ウィリアムズのギアボックスを使い、トヨタのTF110をベースに設計されるクルマをベテランのデ・ラ・ロサがHRTに加入し、ドライブするとみられていた。

しかし、HRTの未払いが原因でトヨタとの提携は破談に終わり、HRTが独自で2011年のマシンを製造するには、時間が少なくなっている。

さらに、チームオーナーのホセ・ラモン・カラバンテは、HRTが持参金ドライバーに頼ることを認めた。

「ペドロには来てほしい。しかし、多額のサポートを持ってきてもらいたい。お金なしでは、彼の居場所はない。われわれには、ぜい沢はできないのだ」

「ペドロは、800万ユーロ(約9億円)から1000万ユーロ(約11億2700万円)を持参する必要がある。われわれは、スポンサーを獲得するために複数の会社と話をしている。スペイン人ドライバーふたりを起用したいと思っている。ペドロのような人間は、2012年に向けて方向性を与えてくれるだろう」とカラバンテが『Cadena Ser radio(カデナ・セル・ラジオ)』で語った。

カラバンテは現在、HRTが「チームの将来を決定する重要な週」であることを認めた。

「予算は1億2000万ユーロ(約135億円)から1億3000万ユーロ(約146億円)が必要だ。われわれがトップ10に入るためにはね」

「今年、われわれは4500万ユーロ(約50億円)だった。来年は5500万ユーロ(約61億円)になるだろう。少なくとも6500万ユーロ(約73億円)が欲しいところだ。例えば、フェラーリは毎シーズン約4億ユーロ(約450億円)を費やしている」

カラバンテは2011年の本拠地も決定していないと語った。

「われわれには、マドリードとバルセロナからの申し出がきている。物流を考慮すると、ヨーロッパの中心に設けたい」と付け加えた。

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