ヒスパニア・レーシング(HRT)が、ペドロ・デ・ラ・ロサと2011年の契約を結んだことを来週に発表する可能性がある。
マクラーレンで長年テストドライバーを務め、今年ザウバーでレース復帰を果たしたデ・ラ・ロサ。シーズン途中でザウバーを解雇され、現在は来年からF1のタイヤサプライヤーになるピレリのテストドライバーを務めている。
しかし、デ・ラ・ロサは2011年にF1で戦うことをあきらめておらず、「スポーツ面のプロジェクトが興味深く、野心的であるなら」、母国スペインのチームであるHRT加入に興味を抱くだろうと語っていた。
「カラバンテら(チームオーナーのホセ・ラモン・カラバンテ)とは連絡を取り合っているよ」とデ・ラ・ロサは先月に明かしている。
ブラジルの『Terra(テッラ)』は、HRTメンバーからの情報として、デ・ラ・ロサとの2011年契約に向けて、「ほぼすべてのことが完了した」と報じている。
さらに、『El Confidencial(エル・コンフィデンシャル)』は、ザウバー離脱によってデ・ラ・ロサの個人スポンサーが「減少するのではなく、増加した」と伝えており、2011年に向けて、デ・ラ・ロサがHRTの「第一候補」だとした。
ほかのスペインメディアも、デ・ラ・ロサとHRTはすでに合意しており、「間もなく」正式な発表があると報じている。