車高調整システム禁止のためレギュレーション変更か

2010年04月04日(日)
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セパンのパドックでは、F1で新たな話題になっているライドハイト調整システムの使用を禁止するシンプルな方法が見つかったとうわさされている。

レッドブルは今シーズン、圧倒的な速さを見せているが、予選と決勝の間にレギュレーションには違反しない形で圧縮ガスを使うなど、何らかの方法でライドハイトを調整しているのではないかと言われている。

しかし、各チームともレッドブルがこのようなシステムを搭載しているのか、またどのようにライドハイトを調整できるのか把握できていない。

だが、統括団体FIA(国際自動車連盟)がレギュレーションを変更することにより、この状況が打破される可能性もあるようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、予選から決勝までの間にサスペンションを1回調整するのを認めることで、他チームはレッドブルのシステムをコピーする必要がなくなると報じた。

しかし、レッドブルのシステムがレギュレーションに合致していた場合、この変更が行われればレッドブルは不公平な形でアドバンテージを失うことになる。

各チームの技術関係者による次回の会議でこの問題が話し合われるようだ。

だが、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、レッドブルがレギュレーション違反のシステムを隠しているとの憶測は「事実無根」であり、「何も証拠がない」として『sport1.de』へこう語った。

「通常であればコメントなどしない。レースでは技術検査(車検)が行われ、徹底的に調べられる。木曜(1日)にも検査され、クルマがレギュレーションに合致していることが完全に認められた」

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