F1ドライバーは、統括団体FIA(国際自動車連盟)が2011年からの導入を決定した可変リアウイングに否定的な意見を持っているようだ。
FIAはこのウイングのことを“近接リアウイング”と表現しているが、先行するクルマの1秒以内に接近すると、コックピット内でのボタン操作によって、トップスピードを向上させるシステムだ。
しかし、ベテランF1ドライバーであるルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)は、「前を走るクルマが使えなくて、後ろのクルマが使えるようなものが、いいものなのか分からない」とコメントしている。
その一方、ロバート・クビサ(ルノー)はすでに、この計画には反対だとの立場を明確に示し、こう語った。
「ストレートでオーバーテイクし合うのを見ることに、大きなエンターテインメント性があるとは思えない」
「正直に言って、ニトロか何かを使えるプレイステーションのゲームみたいだよ」