シンガポールGP決勝トップ3FIA記者会見

2010年09月27日(月)
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1位:フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1時間57分53秒579
2位:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1時間57分53秒872
3位:マーク・ウェバー(レッドブル)1時間58分22秒720

Q:フェルナンド・アロンソ、2度目のポール・トゥー・ウィンですね。今回は、いろいろな意味で大変なものだったのではないでしょうか? わずか0.2秒差の勝利でした。

フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):そうだね、すごくうれしいよ。レースは長かったし、セーフティカーも出て、終盤には周回遅れがたくさんいた。5台がつながっていることもあったんだよ。1周分遅い彼らを抜くのは難しかった。

アロンソ:ストレートでは、ロータスが燃えていて黄旗が出ていたから、そこで抜くことはできない。前のクルマとの差をうまく調節するのが難しかったね。黄旗で抜いちゃダメだとか、考えることがいろいろあった。最後の数周は、慎重になって、あせらないことが重要だった。

アロンソ:ここで抜くのは難しいと分かっていたから、リスクを冒さずに、セバスチャンとの差をうまくコントロールしようとしていたんだ。

Q:セバスチャン、今日はフェルナンドを限界まで追い詰めましたが、成功はしませんでした。レース中にどこかの段階、特に終盤に抜けると思いましたか?

セバスチャン・ベッテル(以下、ベッテル):実際のところ、あそこが唯一のチャンスだったよ。初めは少し離されてしまって、第1スティントの終盤はソフト側のタイヤがダメになっていたからね。滑ってばかりだった。

ベッテル:ピットストップで少しミスをしたけど、かなりの接戦だった。それが今日のレースだよ。彼のミスを誘うため、できるだけ攻めていたけど、彼は大きなミスをしてくれなかった。彼も言ったように、ここでは追い抜きが難しいから、仕掛けるのはリスクが高すぎた。

ベッテル:最終的には2位になった。ポイントも取れた。でも、一番重要なのは、今週末ずっとクルマが速く、競争力が高かったことだね。昨日失ったものが今日に影響した。スタートはすごく良かったから、その面では進歩できたと思う。

ベッテル:チームにポイントをもたらせてよかったよ。コンストラクターズ選手権で貢献できたし、ドライバーズ選手権の行方もまだ分からない。

Q:マーク、レース序盤にタイヤ戦略で大きな賭けに出ましたね。それは成功しましたが、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)との接触についてはいかがですか?

マーク・ウェバー(以下、ウェバー):まずはスタートのことから振り返ろうか。スタートはかなり良かったから、それはチームに感謝している。セブ(ベッテルの愛称)も言ったように、彼もスタートに成功したから、チームはホッとしているだろうね。これでレースの出だしは成功したよ。

ウェバー:第1スティントを走り始めると、序盤でセーフティカーが出た。そこで質問のようにピットインしたんだ。そうするべきなのか、初めはチームに聞いたよ。そしたらチームは正しいことだと言うから、ピットインしたんだ。

ウェバー:ピットインしたときには、「プライム(ハード側)で長いスティントを走ることになる」と思ったよ。コースに復帰してセーフティカーの後ろに並んだ時、「これは悪くないね」と思った。そこそこのポジションにいたからね。何人か抜いて、ルーベンス(バリチェロ/ウィリアムズ)に追いついたんだけど、彼はいい走りをしていて、抜けなかった。

ウェバー:2回目のリスタートでは、周回遅れが絡んで難しかったよ。ヴァージンの1台につかまったんだ。どちらだったのか分からないけどね。彼も精いっぱいやっていたけど、ルイスが仕掛けてきた。彼ら2人に対処するのは難しかった。彼はうまく状況を利用して攻めてきたんだ。

ウェバー:残念ながら彼と接触してしまった。モンツァ(イタリアGP)での彼とフェリペ(マッサ/フェラーリ)の接触のように、僕も右リアを壊していたかもしれない。彼とは離れていることが僕にとってこのレースのカギだったけど、接触してしまった。こういったことはもうゴメンだね。

ウェバー:その後は、フロントにかなりひどい振動があって、最後まで走れるのか心配だったよ。横にいる2人は今日、素晴らしい走りをしていた。今週末はずっと速かったし、みんな見ていて楽しいレースだったんじゃないかな。僕は3位で大満足だよ。

Q:フェルナンド、この暑さの中で2時間のレースです。体力的にどれほど厳しかったのか、そして、今日の勝利があなたにとってどんな意味を持つのかお聞かせください。

アロンソ:とても厳しかったよ。来る前から分かっていたことだけどね。シンガポールは、シーズンの中で最も厳しいレースかもしれない。この湿度の中、市街地コースで2時間もの間、24から25ものコーナーが息つく間もなく続くんだ。それはキツイよ。

アロンソ:勝利の意味は大きいよ。独特なレイアウトのモンツァの後だったから、普通なコースで証明したかった。シンガポールも特殊なコースではあるけどね。でも、ダウンフォースを増やしてもクルマのパフォーマンスは良かった。

アロンソ:タイトルへ向けて戦う上で、この勝利には大きな意味がある。あと4戦あるけど、どのコースでも競争力は高そうだね。チームに感謝しているよ。ファクトリーとコースにいるみんなが、力を100%発揮してくれた。残りのレースを楽しみにしているよ。フォルツァ(いくぞ)フェラーリ!

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