2010年F1タイトルは誰の手に?

2010年09月21日(火)
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2010年シーズンも残り5戦、5人のドライバーがタイトルを争っている。

マクラーレンでは、所属するルイス・ハミルトンとジェンソン・バトン両方がタイトル争いに加わっているが、「(どちらのドライバーを優先させるか)決めたくない」とチーム代表のマーティン・ウィットマーシュは語った。

マクラーレン勢のほかにも、レッドブルのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテル、そしてフェラーリのフェルナンド・アロンソがタイトルを争っている状態だ。

「5人の中から、最終的にはベッテルとウェバーの一騎打ちになるだろう」

「最高なパッケージを持っている彼らに優位性がある」とニキ・ラウダは『Bild(ビルト)』へ語っている。

実際にフェラーリは、イタリアGPで優勝するまで、アロンソによるタイトル獲得の可能性をあきらめかけていた。アロンソ本人も、まだタイトルの可能性はあると語りつつ、そのチャンスが小さいことを認めている。

「全レースで表彰台に登ることが、ほぼ不可欠な条件になっている」

「自分が何ポイント獲得しているのか分からないけど、リーダーから21ポイント差になっていることは分かっているよ」とアロンソはスペインのメディアへ語った。

フェラーリは、特殊なパッケージが持ち込まれるイタリアGPで優勝した。しかし、次戦シンガポールGPで同じような結果を残すのは難しいと、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ認める。

「シンガポールは、レッドブルがいつもの強さを取り戻すコースだ。マクラーレンも強さを発揮するだろう。モンツァ(イタリアGP)よりも、厳しい戦いになる」

「だが、どうなるのか誰にも分からないのが今シーズンだ。それぞれのレースで、事前に言われていることとは、別のことが起きている」

また、ブラジルのコメンテーターであるリビオ・カラバンティは、「レッドブルはどこでも強い。しかし、ライバル勢が非常に強いのは、特定のサーキットのみだ」と分析している。

ベッテルも、シンガポールGPではレッドブルが強さを発揮すると予想して、「レッドブルが有利。マクラーレンは不利」と『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』へ語った。

しかしウィットマーシュは、「われわれが、ここで強くて、あそこでは弱いといった話を聞くが、彼らが何を根拠にそう考えたのか、私には分からない」と話している。

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