ヨーロッパGPの結果について、フェラーリが批判的なコメントを繰り返していたが、レッドブルの意見はフェラーリと違うようだ。
レース中にルイス・ハミルトン(マクラーレン)がセーフティカーを抜いたものの、ペナルティーはドライブスルーのみであり、しかもペナルティー決定に時間がかかっていた。この点についてフェラーリは、今でも批判的な姿勢を変えていない。
また、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にとってはセーフティカーの導入が不利に働き、最終的に8位となった一方、ハミルトンが2位になったことでフェラーリの怒りは大きくなった。
フェラーリは、ファンからのコメントとして、統括団体FIA(国際自動車連盟)を批判するコメントを公式ウェブサイトに多数掲載していた。
この件については、ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベラ会長も、ラジオ局『Rai(ライ)』で、「フェラーリに計り知れないダメージを与えた混乱」だったと語っていたようだ。
だがウェバーによると、レッドブルの考え方は違うという。
「僕にとっては、何の問題もないレースだった。僕は、チームから聞いたことしか言えないけど、レースは通常通りに進行したと言っていたよ」とウェバーは『BBC』へ語った。
一方、アロンソとハミルトンの間に新たな対立が生まれるとも注目されたが、ハミルトンは次のように『Reuters(ロイター)』へ語り、アロンソとの舌戦が終結したことを明かした。
「(携帯のメールで)やり取りをして、今はもう落ち着いているよ」
「彼も、すべて問題ないと言っていたし、レースがどういったものなのか分かっていて、そして今年は厳しいシーズンになっているとも言っていた」