F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーが、マーク・ウェバー(レッドブル)のタイトル獲得を予想した。
しかし、今年のタイトル争いは接近戦になっており、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がウェバーから20ポイント以内にひしめいている。
「彼は非常に経験豊富で、精神的にも強い。彼にはチャンピオンに必要な資質が備わっている」
「彼は今年、ドライバーとしてさらに成長しており、乗っているクルマは最高だ。それに、彼のこれまでのストーリーは大衆受けするだろう。尊敬に値するようなエネルギーで何年も戦ってきた男が、ついに報われようとしているのだから」とモズレーは『Welt(ヴェルト)』紙へ語った。
ウェバーよりも、チームメートであるベッテルを高く評価する意見も多いが、ウェバーの方が「現在の状況に対する備えができている」とモズレーは考えているようだ。
その一方でモズレーは、「前途有望で非常にダイナミックなドライバー」だとベッテルを評価した。