2011年にKERS(運動エネルギー回生システム)の使用が復帰する予定になっているが、ザウバーチームはBMWのシステムを使用しないようだ。
カナダGP期間中に技術部門の責任者らが会議を行った。FOTA(フォーミュラ1・チームズ・アソシエーション)が紳士協定で禁止しているこの運動エネルギー回生システムを2011年に復活する用意があることが明らかとなった。
しかし、ザウバーの前チームオーナー、BMWが昨年ばく大な費用を投資し開発したKERSが競争力に優れていたともしても、現チームオーナーのペーター・ザウバーは、BMWのKERSが来年お目見えすることはないと明かした。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ザウバーチームがKERSを搭載する場合、100万ユーロ(約1億1000万円)でフェラーリから購入するだろうと伝えている。
なぜBMWのKERSを使用しないのか尋ねられたザウバーは「多くの不都合なことがある。それは、冷却システムだ」と答えた。