ペドロ・デ・ラ・ロサには一貫性が足りなかった。デ・ラ・ロサの解雇を決めたザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーがこう語った。
ザウバーはシンガポールGPを前にデ・ラ・ロサを解雇。長年チームに在籍していた経験があるニック・ハイドフェルドをデ・ラ・ロサの後任にした。
シンガポールGP開幕を翌日に控えた23日(木)、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が次のようなザウバー代表のコメントを掲載した。
「ニックは、実際にわれわれのクルマにはどれほどの実力があるのか評価することを手助けしてくれる」
「これまでの14戦を振り返ってみると、コバヤシ(小林可夢偉/ザウバー)とデ・ラ・ロサのスピードはほぼ同じだった。しかし、一貫性が十分ではなかった」
「コバヤシについては、ルーキーなので予想していたことだ」
「ハイドフェルドなら、一貫した走りをしてくれることが分かっている。だが、彼がすぐに素晴らしい活躍をすることは期待していない。クルマやタイヤに慣れる必要があるからね」
「鈴鹿では彼も実力を発揮してくれるだろう」