フェラーリのフェルナンド・アロンソが、シンガポールGPを前にした心境を語った。
フェルナンド・アロンソ
「シンガポールに到着したところだよ。明日からシーズンの中でも非常に重要な週末が始まる。すごい嵐に迎えられたよ。でも涼しくなることはなった。涼しくなったとしても、湿度が上がっている。ここではこの2年、雨の中で走ったことはないけど、今週末の天気予報はあまり良くはないね。もともと不確定要素の多いレースだけど、未知な要素が増えることになる」
「このレースの雰囲気をとても楽しみにしているし、夜にレースをするというのはいいアイデアだよ。いつもとスケジュールが違うけど、それが問題になったことはない」
「これからの数日は夜中に寝て、午後の早い時間に朝食を食べながら、ヨーロッパ時間のまま生活するから、できるだけ到着を遅らせたんだ。ここ2年間、ちょっとした秘密のコツを使いながら、このやり方が完ぺきにうまくいっていたから、この方法を変える理由なんてない」
「過去2年のここでのレースを振り返ると、僕のドライビングスタイルによく合ったコースだと思う。実際、2年とも表彰台を獲得しているから、大きな自信を持ってここへ来たんだ。(選手権での)順位のためにも、またトップ3でレースを終えることがとても重要だよ。すべてをまとめられれば、達成できると思っている」
「モンツァ(イタリアGP)の週末では、達成できることを証明しているし、ここシンガポールでも繰り返せる要素はそろっている」
「コースとしては、モナコに似ているんだ。路面が平らにはなっていなくて、大きなダウンフォースが必要になる。僕個人が抱えた問題を除けば、モナコでのF10のパフォーマンスを考えてみると、このレースへ向けた自信がさらに大きくなるよ」
「それでも、チーム代表のステファノ・ドメニカリがいつも言っている、地に足をつけて冷静になり、集中力を切らさないようにという言葉を無視することはできない。ライバルはとても強力だし、僕たちと同じように固い決意を持っているからね」