フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、2011年のルール変更によって、F1が面白くなることを願っている。
2011年のF1には、KERS(運動エネルギー回生システム)が復活し、前走車に近づいたときにのみリアウイングを動かせるようになるなど、大きなルール変更が予想されている。
フェラーリのスポンサーでもある、スペインの銀行サンタンデールのエミリオ・ボティン会長が関連したイベントで、こういった変更が決定的要素になるとして、アロンソは次のように語った。
「毎年、追い抜きを増やすためのルール変更があるけど、2011年の変更はとても大きなものだと思う」
「ようやく、追い抜きがしやすくなると思うし、レースが面白くなることを期待しているよ」
フェラーリに移籍した2010年、惜しくも最終戦でタイトルを逃していたアロンソだが、2011年の目標もタイトル獲得であるようだ。
「フェラーリにいれば、タイトルを狙うのが義務になるよ」
「今年よりもいいクルマが必要になるし、常に同じ目標を持っていないといけない」
「それがどれほど難しいことなのか分かっているよ。レッドブルやマクラーレン、メルセデスGPの強さを知っているからね。彼らが持っていない何かを手に入れる必要がある」とアロンソは語った。
そして、この冬にレッドブルを飲んでエネルギーをためることがあるのか質問されたアロンソは、「いいや、ないよ」と笑っていた。