2013年F1、クルマの外観が大きく変化?

2010年12月22日(水)
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2013年のF1は、クルマの外観が大きく変化する。イギリスでF1を放映している『BBC』が報じた。

2011年には、KERS(運動エネルギー回生システム)が復活し、前走車に近づいたときのみリアウイングを動かせるようになる。また、2013年には1.6リッターの4気筒ターボエンジンが導入される予定だ。しかし『BBC』によると、2013年に向けて、ほかにも大きなルール変更が予定されているという。

現在は非常に幅の広い大きなフロントウイングが採用されているが、2013年からは前後のウイングを大幅に小型化し、クルマの底面で大きなダウンフォースを発生させるようになるとのこと。ルールについては、ベテランエンジニアのパトリック・ヘッド(ウィリアムズ/エンジニアリング責任者)とロリー・バーン(フェラーリ)が中心になって作成されるようだ。

2013年ルールの草案は、今週中に各チームに送付され、1月に予定されているテクニカル・ワーキンググループの会議でチーム側が話し合いを行う。

「(2013年には)現在の約65%の燃料しか使わなくなり、燃料(の流量制限)も規定される」

「われわれはただ“こういった形になるので、現在のF1よりも5秒以上遅くならないような仕様のクルマを考えてくれ”と言われただけだ」

「それなので、ロリーがフェラーリでいくらかサーキット・シミュレーションを行い、われわれが空気抵抗やダウンフォースといった数値面を担当した。その後、目標を達成するため、各パーツの配置などを考えた」とヘッドは語っている。

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