ホンダ、2013年からF1復帰か

2010年12月18日(土)
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ルノーは、2013年から実施されるF1エンジン規則が、大きな転換期になると考えているとルノーF1のマネジング・ディレクターを務めるジャン・フランソワ・コベが認めた。

フランスの自動車メーカーの名前が付いているF1チームではあるが、すでにルノーはF1チーム株式をすべて売却している。イギリスのエンストンにF1チームの拠点を置くルノーF1は、少なくとも3年後に変更されるまで、エンジン・サプライヤーとして、エンジンを供給することに専念する。

2013年までの間、“凍結されている”V8エンジンを供給する。2013年からのエンジン・レギュレーションは、1.6リッター、4気筒エンジンとなる。

「2013年のエンジンは、平等になるだろう」とコベが語っている。現在、ルノーの2.4リッターV8エンジンが、ライバルのメルセデスやフェラーリの速度に達していないということについて語った。

「FIA(国際自動車連盟)の関係書類は、はっきりとしている」と『motorsport-total.com』にコメントが掲載されており、さらに「技術革新がある。競争は完全にオープンとなった」とコベは付け加えている。

「経費、材料、シーズン中のエンジン使用数、スピード・レブ・リミッターについて、厳しい規則があるが、技術的には、大きな自由がある」とコベは言う。

「みんな、白紙から始める。健闘を祈っている」

新しいレギュレーションは、自動車メーカーをF1に呼び戻すようになっており、コベはBMWが復帰するのは「あまりにも早すぎる」、フォルクスワーゲンは「躊躇(ちゅうちょ)している」だろうと考えている。

さらに、コベはF1に復帰を考えている「3番目の自動車メーカー」があると語った。

「それは、日本企業である」とコベが明かした。「新しいエンジン規則に、彼らが関心を持っていることに驚いている。しかし、もちろんコスト面で、態度を変えたのだろう」

「ヨーロッパは最前線にいて、技術は新しい。日本メーカーが、参戦しないわけにはいかないのだと思う」とコベは付け加えており、ホンダがF1復帰を真剣に検討していることを示唆した。

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