グループ・ロータスのダニー・バハールCEOは、チーム・ロータスが「バカげた」提案をしてきたために、同チームとの関係が悪化したと語っていたが、これをチーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスが否定した。
バハールは、メディアを招いて開かれたランチ会で、チーム・ロータスとも提携の交渉を行ったものの、チーム・ロータス側から提示された金額はルノーの3倍であったことを示唆。さらに、単なるスポンサーとしてではなく、意志決定にもかかわるパートナーになることを望んだため、ルノーとの提携を選んだと語っていた。
しかし、これにフェルナンデスが反論。『Autosport(オートスポーツ)』が次のようなフェルナンデスのコメントを掲載している。
「オファーのようなものはなかった」
「ロータスとルノーの提携は、2,000万ポンド(約26億円)だと言われている。だとすれば、私が6,000万ポンド(約78億6,000万円)を要求したことになる。そんなのは完全なでっち上げだ」
「初期に行ったディナー以上のことはなかった。ダニー・バハールとリアド・アスマット(チーム・ロータスCEO)が会ったことはあるが、それだけだ。提案をし合うようなことはなかった」
「われわれは、株式の共有や、協力していくこと、そのほかの提携について、非常に前向きだった。われわれは、ロータスというブランドにとっていいものにしたかったんだ。提携することの意義はあった」
「われわれが3倍の金額を要求していないことを、きっぱり断言できる」