チーム・ロータスの名は創設者一族の「手に戻されるべき」

2010年12月22日(水)
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2011年シーズン開幕前にチーム名を変更する可能性もあると言われるチーム・ロータスだが、今年使用していたチーム名「ロータス・レーシング」からの移行を着々と進めている。

トニー・フェルナンデス率いる同チームは、グループ・ロータスから名称の使用許可を得て、ロータス・レーシングとして2010年のF1に参戦した。しかしグループ・ロータスは、2011年からF1へ参入するため、フェルナンデスへの名称の使用許可を取り下げている。

そこでフェルナンデスは、グループ・ロータスが管理していなかった「チーム・ロータス」の名称権を獲得し、来季はチーム・ロータスとして参戦することを発表。しかし、これにグループ・ロータスが反発し、この問題は法廷で決着する可能性が高まっている。

だが、イギリスのヒンガムにあるチーム・ロータスの本拠地には新しいロゴが掲げられた。これには、創設者であるアンソニー・コーリン・ブルース・チャップマンのイニシャルである「ACBC」の4文字も入っており、以前のチーム・ロータスと同じようなロゴになっている。

また、チーム・ロータスの公式ウェブサイトにもこの新ロゴが掲出されている。しかし、「teamlotus.com」というドメイン名は、グループ・ロータスの管理下にあるため、「teamlotus.co.uk」が新たなドメイン名になった。

「チーム・ロータスへの移行が始まった。残念だよ。私はロータス・レーシングが気に入っていたし、以前から、チーム・ロータスはチャップマン家の手に戻されるべきだと思っていた」

「だが、われわれに残されたのは、この手だけだった」とフェルナンデスはツイッターに書き込んでいる。

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