来季のチーム名問題が法廷闘争に発展しているロータス。同チームのチーム代表トニー・フェルナンデスが、チーム名問題に対するファンからの意見をツイッターで求めた。
ロータスは今年、イギリスのグループ・ロータスから名称の使用許可を得て、「ロータス・レーシング」というチーム名でF1に参戦した。
しかし、グループ・ロータスは、名称の使用許可を今季限りで取り下げることを決定。最近の報道では、グループ・ロータスの親会社であるマレーシアのプロトンがルノーF1チームの株式を取得し、グループ・ロータスが現ルノーF1チームのタイトルスポンサーになるとも言われている。
これを受けてフェルナンデスは、かつての名門F1チーム「チーム・ロータス」の名称権を獲得。来季は「チーム・ロータス」として参戦すると発表した。「チーム・ロータス」の名称権は、グループ・ロータスが管理していたものではなかったため、フェルナンデスが獲得できた。
だが、グループ・ロータス側がこれに反発し、この問題は現在、法廷での争いに発展している。
F1最終戦が行われたアブダビで、今後もロータスの名を使い続けたいとフェルナンデスは認めたが、ロータスという名前に対するこだわりを捨てる可能性も認めた。
「チーム名変更の最終段階に入る。維持するか、新しいアイデンティティーでスタートするか。教えてもらいたい」とフェルナンデスはツイッターでつぶやいた。
またフェルナンデスは、「リツイート」と呼ばれる引用のシステムを使い、「ダニー・バハール(ロータスCEO)は嫌い」とつぶやいたユーザーのコメントを紹介した。
フランスのコメンテーターであるジャン・ルイ・モンセは、もしグループ・ロータスかマレーシア政府から資金の提供を受けた場合は、フェルナンデスもロータスの名前をあきらめることに前向きだと『Auto Plus(オト・プリュス)』のコラムで書いた。
ロータスのチーフテクニカルオフィサーであるマイク・ガスコインは、「名前が変わっても私の仕事は変わらない」とブラジルGPの際に語っていた。
なお、フェルナンデスのアカウント名は「@tonyfernandes」。フェルナンデスは、ファンからの質問などに答えることが多いため、あなたの意見にフェルナンデスが返事をする可能性もある。