シューマッハら、予選分割反対グループを非難

2010年05月14日(金)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)とマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)が、今週末のモナコで混乱や論争を巻き起こそうしているとして、数チームのチーム代表を非難した。

先週にバルセロナで行われたミーティングでは、モナコGPのQ1を2つに分割するというドライバーの提案を、複数のチーム代表が拒否していた。

2010年は参戦台数が24台に増え、そのうちの3チームのペースは他チームとの間に大きな差があることから、予選でトラフィックによってきちんとタイムを計測することができなくなるだけではなく、この状況が危険だとドライバーらは懸念していた。

しかし、ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスは、ドライバー側の提案に反対票を投じたことを認め、F1には「エキサイティングで...予測不能で」あって欲しいとコメントした。

だがウィットマーシュは、ブロックに関してスチュワードがうんざりするほどの審議を行うことで予測不要な要素が生まれるとして、次のように語っていた。

「イベント後の論争やスチュワードによるヒアリングを楽しいことだと思っている者もいるようだが、私は違う。私はそんな考え方はしていない」

また、F1で7度タイトルを獲得しているシューマッハも、フェルナンデスの意見に失望したようで、こう話している。

「まっとうで、クリーンな予選を戦うのではなく、混乱の中から利益を得たほうがいいと考えているチーム代表が何人かいる」

「誰が苦しんで、誰が苦しまないのか見てみようじゃないか」

上位チームのドライバーだけではなく、下位チームのドライバーも含め、ほぼ全ドライバーがトラフィックに大きな関心を示しており、スペインのメディアは状況をうまく要約したものだとして、次のようなフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のコメントを報じていた。

「間違いなく簡単にはいかないよ。でも、それはみんな同じことだからね」

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