ロータスを実際に運営しているのは、チーム代表のトニー・フェルナンデスではないようだ。
フェルナンデスはロータスのチーム代表を務めるだけではなく、格安航空会社エア・アジアや、ホテルを展開するチューン・グループでも責任者を務めている。
オーストラリアGPの際にも、他のチーム代表が24日(水)には現地に到着していたものの、フェルナンデスがオーストラリアに到着したのは27日(土)のことだった。
また、チームにとっての母国グランプリであるマレーシアGPを数日後に控えているにもかかわらず、オーストラリアGP後にフェルナンデスは南アフリカへ向かっている。
しかしフェルナンデスは、多くのことを抱えることによってそれぞれの事業を危険にさらしていることはないとして、次のように『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』へ語った。
「ある人間は同時にできることが1つだけかもしれないが、全員が同じというわけではない」
「私はF1チームを運営できるし、航空会社も運営できる。結局のところ私がやっているのは、ビジネスを始め、それを運営する人材を任命することだ。ロータスでも同じことさ」