ミハエル・シューマッハ、2010年のトップ50ドライバー入りを逃す

2010年12月22日(水)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、イギリスの『Autosport(オートスポーツ)』誌がまとめた2010年のトップ50ドライバー入りを逃した。

『Autosport(オートスポーツ)』誌は、現役復帰を果たした2010年のシューマッハが、「非常にいい」パフォーマンスを残していないことから、トップ50入りを逃したとしている。

このランキングは、F1に限らず、世界中のレースで活躍したドライバーが対象になる。日本からは、小林可夢偉(ザウバー)が24位に入ったほか、2010年のフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンになったJ.P.オリベイラが40位にランクインしている。

『Autosport(オートスポーツ)』の記者アンドリュー・ヴァン・デ・ブルグは「シューマッハが、トップ50入りを果たせるような、素晴らしいパフォーマンスを1レースでも見せただろうか? 私には、そういったパフォーマンスの記憶がない」と語り、さらに続けた。

「彼の復帰は非常に興奮させるようなもので、熱望されていたものだった。期待は非常に大きなものだったが、結果はとても残念なものになってしまった」

シューマッハは、今年のブリヂストンタイヤが自身のドライビングスタイルに合わなかったことも不調の原因だと語っていた。しかしブルグは、次のように反論している。

「タイヤは全員が同じものを使っていた。それに、91勝を記録し、タイトルを7度獲得したドライバーなら、適応できるはずだ」

シューマッハのチームメートであり、まだF1での優勝経験がないニコ・ロズベルグは、12位にランクインしている。これについてブルグは、こう話した。

「過去には、ロズベルグは非常にいいドライバーだが、偉大なドライバーではないと見られることもあった」

「そのため、シューマッハが徹底的にロズベルグに負けたことで、シューマッハにとって非常に印象が悪くなった」

ブルグは、シーズン終盤のシューマッハが復調の兆しを見せたものの、「あと一歩のところで、惜しくも」トップ50入りを逃したとも述べている。

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