ミハエル・シューマッハ、最終的にはロズベルグより速かった?

2010年12月14日(火)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は最終的に、チームメートよりも速さを見せていた。かつてシューマッハと激しいタイトル争いを繰り広げたジャック・ビルヌーブが語った。

2006年にいったん現役を引退したものの、今年メルセデスGPから現役復帰を果たしたシューマッハ。チームメートであるニコ・ロズベルグに70ポイント差をつけられて復帰1年目を終えたが、最終的にはシューマッハの方がロズベルグよりも優位に立っていたとビルヌーブは考えている。

「シーズン中盤までは、彼にとって厳しい状況が続いたけど、最終的には彼がチームメートの前に出ていた」とビルヌーブは『autohebdo.fr』へコメントした。

さらにビルヌーブは、F1ファンがシューマッハに幻想を抱いていたとも語っている。

「フェラーリで彼は、チームメートよりもコンマ1秒か2秒速かったけど、差がそれ以上になることは、めったになかった」

「みんな彼がロズベルグより1秒速いと考えていたけど、過去にもそんなことはなかったんだ」

2004年にシーズン終盤戦のみ出場した経験があるビルヌーブ。一度F1を離れてから復帰することの難しさを、次のように説明した。

「難しいんだよ。僕は6ヶ月離れていたけど、身体的に厳しかった。そこで自分の置かれた状況を理解するんだ。最後のコンマ1秒を取り戻すのが難しいんだよ」

シューマッハは今シーズンの不調について、クルマに問題が多く発生したためだと説明していた。この意見にビルヌーブも賛成している。

「もしクルマが彼に合っていなければ、状況を改善するのは難しいよ。でも最終的に彼は、それをやってのけた」

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