フェラーリのフェルナンド・アロンソは、シンガポールGPで優勝した。
フェルナンド・アロンソ
「この勝利はとても重要だよ。僕たちは、モンツァ(イタリアGP)での強さをまったく違うタイプのコースで確かめたかった。そして、僕のドライビングスタイルに合っていて、大好きでもあるコースで、クルマにとっても僕自身にとっても厳しいレースを制することができた」
「昨日は1つ目の贈り物、復活祭のサプライズと表現したポールポジションを獲得したけど、今日はうまくスタートを決めることが重要だった。そして実際に成功させた。ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)の方が少し速かったかもしれないけど、ここは1コーナーまでの距離があまり長くないから、イン側をふさいでリードを守ることができたんだ」
「ソフト側のタイヤではかなりいい感じだったけど、ハード側ではレッドブルの方が速そうだった。戦略面でも、ピットレーンでの実際の作業面でも、ピットストップは完ぺきだった」
「レースの後半はリスクを避けるようにした。特にイエローフラッグと同時に周回遅れを抜くときは気をつけたよ。まだ4レースあるし、選手権の行方は分からない。スパ(ベルギーGP)では、セバスチャンとジェンソン(バトン/マクラーレン)と僕はノーポイントだったけど、モンツァではハミルトン(ルイス・ハミルトン)がノーポイントだった」
「タイトルへ向けたダンスの中で、チャンピオン候補がシーソーのように浮き沈みを繰り返しているけど、まだマーク(ウェバー/レッドブル)が少しリードをたもっている。ライバルが何をしているのか気にせずに、落ち着いて自分たちの仕事に集中しないといけない。チャンスは逃さずに、最後まで戦っていく」
「マラネロ(チーム本拠地)とコースにいるエンジニア全員のおかげで、F10はかなり進化した。あらゆるタイプのサーキットで速くなっているから、うれしいよ。僕たちはこの先のレースで本命だと思われていないけど、恐れるものはなにもない」