ザウバー、度重なるフェラーリエンジンのトラブルに不満

2010年06月17日(木)
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不振が続くザウバー。チーム代表のペーター・ザウバーは、チームの2009年型車C29は競争力が低いと認める一方、フェラーリから供給されているエンジンの信頼性が低いことにも不満を持っているようだ。

「フェラーリエンジンには、8レースで5つの問題が起きている。これは受け入れられることではない。この調子では、ドライバーひとりあたり8基のエンジンでシーズンを終えられない」

「より高い信頼性が必要だ」スイスの『Blick(ブリック)』は、このようなザウバーのコメントを掲載した。

ザウバーとワークスチームのフェラーリチームはシーズン序盤、エンジンの信頼性不足に苦しめられ、フェラーリはエンジンの設計変更を認められた。しかし、カナダでもペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)のエンジンにトラブルが発生している。

「フェラーリはエンジンの問題を解決したけど、ザウバーはまた問題を抱えている」

「この問題は、チームが詳細に分析する」

「2ヶ月前には、根本的な原因があった。でも今は…とても不思議だ。彼らは、フェラーリと一緒に分析を進める必要がある」とフェラーリのテストドライバーであるマルク・ジェネは、『El Mundo(エル・ムンド)』紙のコラムで書いた。

またジェネは、ザウバーにエンジンのトラブルがひん発している原因は、ザウバーのC29に関連したものではないかと指摘し、こう加えた。

「(フェラーリエンジンを搭載している)トロ・ロッソが一度もトラブルに見舞われていないのは、驚きだよ」

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