ジャック・ビルヌーブが、どのチームともF1復帰へ向けた交渉を行っていないと認めた。
今季からのF1参戦を目指していたステファンGPのドライバー最有力候補になっていたビルヌーブだが、2011年シーズンにF1へ復帰できなければ、F1復帰はあきらめると先週に語っていた。
「今までにないくらい懸命に取り組んでいるし、だからこそ、NASCARへの参加を延期したんだ」来年で40歳になるビルヌーブは、『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』へこうコメントした。
しかし、来年のF1にステファンGPが参戦するとは考えにくく、ビルヌーブとの関係が深いとされるルノーのチーム代表エリック・ブーリエも先日、ビルヌーブと契約する可能性を否定している。
いずれかのチームと「本格的な交渉」を行っているのか質問されたビルヌーブは、次のように答えた。
「いいや、本格的な話はしていないよ。まだシーズンのかなり早い段階だからね」
「いくつか、前向きなコンタクトはあるんだ。もしステファンGPのプロジェクトが成功していれば、今ごろ僕もF1で走っていたんだけどね」
ビルヌーブはさらに、初めからトップチームへ加入する可能性は低いとも認めている。
「僕には長期的な計画があるんだ。一番大事なのは、(F1の)中に入ることだよ。それから周りを見回して、きちんとした場所を見つけることになる」