ウィリアムズのテストドライバーであるバルテリ・ボッタスがF1へのステップアップを望むのなら、まずはレースに優勝する必要がある。
こう語っているのは、ウィリアムズでテクニカルディレクターを務めるサム・マイケル。ボッタスは昨年、F3ユーロシリーズとイギリスF3に参戦、今年もF3ユーロシリーズに参戦しているが、どちらの選手権でもレース優勝は達成していない。
しかしボッタスは、今月上旬にザントフールトで開催されたF3マスターズで優勝しており、2009年にもマスターズで優勝していた。
「もちろん、あれは素晴らしいパフォーマンスだった」とマイケルは『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙へ語り、さらに続けた。
「バルテリはマスターズで2勝した初のドライバーであり、ウィリアムズにとってマスターズは、昔から大きな存在であった」
「だが彼は、何をすべきなのか把握する必要がある。われわれは彼に、ユーロシリーズで勝つことを期待しており、早いうちにそれが実現することを願っている」
「バルテリは賢いドライバーだ。F3でレース優勝できるようになって初めて、われわれが次のステージへ向けて一緒に考えられるようになることを、きちんと認識している」