最近にフェラーリとの契約延長が発表されたフェリペ・マッサだが、その契約書には「バリチェロ条項」が含まれているとのうわさがある。
今シーズン不調が続くマッサは、マーク・ウェバー(レッドブル)かロバート・クビサ(ルノー)に来季のフェラーリシートを奪われるとの憶測が広まっていたが、フェラーリとの契約を2012年まで延長したことが、先日に発表された。
しかし、マッサの苦戦は今も続いており、カナダGPではチームメートに予選で負けただけではなく、決勝ではドタバタのレースを展開し、チームメートの1周遅れでフィニッシュしている。
スイスの『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』誌は、ナンバー2ドライバーになることをマッサが受け入れたため、フェラーリとマッサの新契約が結ばれたとのうわさを報じた。
フェラーリに在籍していたルーベンス・バリチェロ(現ウィリアムズ)が、明確なナンバー2ドライバーとして、当時のチームメートであるミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)のタイトル獲得をサポートしていたことから、これは「バリチェロ条項」と呼ばれている。
このうわさについてマッサは、「くだらない」と語っており、チームメートのフェルナンド・アロンソは何もコメントしていない。