若手テスト不参加のボッタス、ウィリアムズの決断に理解を示す

2010年10月28日（木）

ウィリアムズのテストドライバーでありながら、最終戦後にアブダビで行われる若手テストに参加できないことが決まったバルテリ・ボッタス。しかしボッタスは、チームを非難しようとはしていない。

ボッタスは今年、F3ユーロシリーズに参戦し、選手権3位になった。また、各国のF3から強豪が集まるF3マスターズでは、2年連続の優勝を果たしている。

すでに、ウィリアムズが行った直線での空力テストに参加しているボッタスは、シーズン後にはアブダビでの若手テストに参加するだろうと語っていた。

しかしウィリアムズは25日（月）、F2チャンピオンのディーン・ストーンマンと、GP2チャンピオンのパストール・マルドナードをアブダビでの若手テストに起用すると発表。テスト参加のチャンスを失ったボッタスだが、チームを批判しようとはせず、『Turun Sanomat（トゥルン・サノマット）』へ次のように語った。

「彼らは、違う人をテストする必要があったんだ。僕としては、何も変わらないよ」

「彼らの決断を尊重するし、これまでと変わらず、彼らの助けになるために働いている」

ボッタスは、GP2チームARTとのテストに参加するため、アブダビには行く予定だ。