フェリペ・マッサ(フェラーリ)がフェラーリを解雇され、2011年にはロバート・クビサ(ルノー)がフェラーリ入りするといううわさが再燃している。
スペインのテレビ局が最近、お互いに現在のチームとの契約が残っているにもかかわらず、マッサとクビサがシートをトレードする形で移籍すると報じていた。
そして、『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』も同様の報道を行っている。それによると、マッサ離脱によって空席となったフェラーリのシートにクビサがおさまるものの、マッサはルノーへ移籍しないという。
その代わりにマッサは、2002年にF1へデビューしたチームであり、フェラーリエンジンを搭載するザウバーへ復帰し、小林可夢偉のチームメートになるというのだ。
「うわさの記事は読んでいるよ。でも、大切なのは勝つことだけ」
「みんな勝つためにここにいるのであって、勝つためには最高なクルマが必要になる。僕は今、ルノーにいて、このチームと一緒に成長することに集中している」
「2011年は、タイトルに向けて戦いたい。その後のことについては、どうなるのか分からない」とクビサは『spox.com』へ語った。
しかしクビサは、フェラーリ入りが夢であることも認めている。
「カートやフォーミュラ・ルノー、そしてF3では、ずっとイタリアのチームで走ってきた。それに、モンツァ(イタリアGP開催地)の近くには、1年以上住んでいたこともあるんだ」
「フェラーリはどのチームとも違う、特別な感情や歴史がある。ドライバーなら誰でもフェラーリで走りたがると思うよ」