フェリペ・マッサと所属チームであるフェラーリの間で、契約延長に向けた真剣な話し合いが始まっているものの、マッサのマネジャーは他のチームとも話し合いを行っているようだ。
こう報じたのはフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙。マッサのマネジャーであるニコラ・トッドが、ルノーとも交渉を行っているのではないかと伝えている。
マッサの契約は今年いっぱいで満了になるが、チームメートであるフェルナンド・アロンソは複数年契約を結んでおり、来年のアロンソのチームメート候補として、ロバート・クビサ(ルノー)やマーク・ウェバー(レッドブル)の名前も浮上している。
マッサは今シーズン、フェラーリの2010年型車F10で苦戦しており、来年もチームに残留するのは難しいとの意見もある。
しかし、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、マッサについてこう話している。
「アロンソとは長期契約を結んでおり、マッサのことは信頼している。彼はいい働きをしているよ」
マッサ本人も、フェラーリ残留が最優先だとして、次のようにコメントした。
「フェラーリがとても気に入っているんだ。みんなのことを知っているし、みんなも僕のことを知っている」
「でも、速いクルマを持っている他のチームが僕に興味を持ってくれるのは、うれしいことだね」
「ただ、フェラーリと一緒に続けていくことが一番の目標だよ」