ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、モナコGPの予選でチームメートのニコ・ロズベルグにブロックされたと語っていたものの、その後に発表されたチームリリースでは非難するような様子がなかった。
ロズベルグの1つ後ろとなる7番手で予選を終えたシューマッハはセッションが終了した直後、自身がブロックされた「唯一のクルマ」がロズベルグだったとコメントした。
「残念だけど、起きてしまったことだよ。たった10台しかコース上にいないQ3でのことだった」とのコメントをシューマッハは残していた。
しかし、その後メルセデスGPが発表したチームリリースには、ロズベルグの行動が「故意じゃなかった」と語るシューマッハのコメントが掲載されている。
シューマッハはQ3で、ロズベルグに0.05秒遅れたのみであったが、Q2での両者のタイム差は0.3秒だった。
ロズベルグは予選後にメディアへ、「ポールも取れたと思うし、少なくとも1列目は獲得できていたはずだよ。うまくまとめられなかったんだ。トラフィックが多すぎたし、僕自身もミスをしていた」と話している。
メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンも、Q2でのロズベルグの走りが、チームの2010年型車W01の真のペースを「より正確に示すもの」だと認めていた。