メルセデスGPは、今でも2010年型車の開発に苦闘しているようだ。
すでに2011年へ向けたクルマの開発に集中し始めているメルセデスGPだが、最近投入したブロウン・ディフューザーには悪戦苦闘しているという。
ブロウン・ディフューザーとは、排気ガスをディフューザーに取り込み、ディフューザーの効果を上げるシステム。しかし、最近のレースでメルセデスGPは、高温の排気ガスがディフューザーを溶かし、変形させてしまうという問題を抱えていた。
そのため、今週末のベルギーGPでは改良が加えられており、ドライバーのミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は28日(土)、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へこう語った。
「これまでのレースより、新パーツはうまく機能している」
しかし、チーム代表のロス・ブラウンは、シューマッハほど楽観的なコメントを残していない。
「ディフューザーについては、今でも熱に関連した問題を抱えている。まだ期待していたほど機能していないので、少しフラストレーションがたまる」