モナコGPの予選後、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がフェリペ・マッサ(フェラーリ)を非難していた。
バトンはモナコGPの予選Q3でマッサにブロックされたと語っており、スチュワードがこれをブロッキングと判断した場合、マッサにはグリッド降格のペナルティーが科される可能性もある。
バトンは、前を走っていたマッサがスローダウンしていたために、自身もスローダウンすることを強いられ、タイムに影響が出たと主張。しかもこれが、ホームストレートへの立ち上がりでの出来事だったため、ストレートでの加速が鈍ったことから、次の周のタイムにも影響したとバトンは語っている。
「彼が一体何を考えていたのか分からない」
「10台しか走っていないんだから、(進路を譲るのは)簡単だったはずだよ」とバトンは『BBC』へコメントし、マッサが「明らかに僕をスローダウンさせた」と加えていた。
元F1ドライバーであり、現在はラジオで解説を担当しているアンソニー・デビッドソンは、バトンがペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)にも前をふさがれていた様子を見ており、次のようにコメントした。
「僕がジェンソン・バトンだったら怒り狂っているよ。彼は完全にジェンソンをスローダウンさせていたからね」