ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーが29日(木)、今後チームとのかかわりを深めていく可能性があることを示唆した。
ザウバーチームの創設者であるザウバーは、BMWがF1から撤退したことを受けて再びチーム代表に就任したが、ファクトリーでの日常的な業務は行っていない。
シーズン開幕前にザウバーチームは、モニシャ・カルテンボーンがマネジングディレクターになり、ザウバーは事実上、グランプリの現場のみで責任者を務めることを発表していた。
ザウバーチームは開幕前のテストで好調な走りを見せていたものの、開幕してからは競争力も信頼性も欠けており、新規チーム以外で唯一ポイントを獲得できていないチームになっている。
ザウバーチームが発表したインタビューの中でザウバーは、チームの進歩が遅いことに「根深い」理由はあるのかと質問され、「おそらく、あるだろう」と答えた。
「BMWにチームを売却した2006年、私は一線から身を引くと決断した。いろいろなことから一定の距離を置くことが私には重要だったんだ」
「だが今は、やるべきことがたくさんあると分かってきた。分析は続いており、近い将来に結果は出る」とザウバーは加えている。