FIA、レッドブルを調査していないと語る

2010年03月31日（水）

F1を統括するFIA（国際自動車連盟）は現在、レッドブルのクルマがレギュレーションに反していないか調査していないようだ。

レッドブルがフロントローを独占したオーストラリアGPの予選後、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ（チーム代表）は、レッドブルがライドハイト調整システムを搭載しているのではないかと語っていた。

これを受けてメルセデスGPのロス・ブラウン（チーム代表）は、こういった「告発」について、「レッドブルの公正さを示すためにも」FIAがこの問題に介入すべきだと求め、こう語っていた。

「FIAは現状を明確にするべきだと思う」

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、レッドブルがライドハイト調整システムを搭載しているとの意見を否定し、こういった動きは歓迎するとしていた。

また、『Blick（ブリック）』誌は、レッドブルが燃料の量に応じてライドハイトを調整しているのかFIAが「調査中」だと報じつつ、次のように報じている。

「マレーシアまでに結果が出るのかは、未定だ」

しかし『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌によると、セパンにいるFIAのスポークスマンは「調査は行われていない」と語っていたようだ。

レッドブルが予選と決勝の間にライドハイトを調整しているとのうわさもあるが、いずれかのチームが正式な抗議を行った場合のみ、FIAが調査すると報じられている。

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