契約が失敗する寸前だったとデ・ラ・ロサ

2010年01月21日(木)
契約が失敗する寸前だったとデ・ラ・ロサ thumbnail

ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)は20日(水)、2010年のレース復帰は実現しない可能性も高かったと認めた。

2週間前には、長年マクラーレンでテストドライバーを務めてきたデ・ラ・ロサがザウバーに加入し、小林可夢偉のチームメートになる見通しだと報じられていた。

しかしその後、ザウバーへエンジンを供給するフェラーリが、リザーブドライバーのジャンカルロ・フィジケラの起用を求めており、フィジケラの加入がほぼ決定したとも報じられた。

来月には39歳になるデ・ラ・ロサは、ザウバーにスポンサーも持ち込むとされているが、ザウバー加入が失敗に終わる寸前だったと『Blick(ブリック)』紙へ認めた。

「確かに、いろいろ難しい問題があったけど、詳細なことは世間に知られていないよ」とデ・ラ・ロサは20日に語っている。

F1で3度チャンピオンになっているニキ・ラウダは、ペーター・ザウバー(ザウバー/チーム代表)の決断を次のように称賛した。

「彼には非常に好感が持てるし、彼の豊富な経験がザウバーの助けになるだろう。ペドロほど長い時間をシミュレーターで過ごしたドライバーはいない」

「もちろん、彼にはベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)やハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)のようなスピードはない。だが、クルマを上位へ持っていく方法を知っているドライバーだ」

「そして、私にとっては2009年のイチオシだった、日本のクレイジーなコバヤシ(小林可夢偉)とともに、いい位置で走るだろう」

『Blick(ブリック)』紙は、ラルフ・シューマッハも最近に可夢偉のチームメートになることへの興味を示していたと報じている。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧