ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)が、ニック・ハイドフェルドに代わってピレリの開発ドライバーに就任すると報じられている。
ハイドフェルドは今年、メルセデスGPのリザーブドライバーになっていたが、来年からF1のタイヤサプライヤーになるピレリの開発ドライバーに就任するため、最近にメルセデスGPとの契約を解除していた。
これまで、ピレリのテストに2回参加しているハイドフェルドだが、今週に行われるテストを最後に開発ドライバーの任を離れると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じた。
ハイドフェルドはその後、シンガポールGPから古巣ザウバーに復帰することが有力視されている。
ハイドフェルド離脱後のピレリには、ザウバーのシートを失うことになるデ・ラ・ロサが加入するようだ。デ・ラ・ロサはザウバー加入前、マクラーレンで長年テストドライバーを務め、高い評価を得ていたことから、開発ドライバーには適任だと言える。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、7月に行われたイギリスGPのころからデ・ラ・ロサとハイドフェルドの交代に向けた動きがあったようだ。しかし、その前戦ヨーロッパGPでデ・ラ・ロサがいいパフォーマンスを見せていたため、ザウバー側がデ・ラ・ロサに猶予を与えていたという。
「ペーター・ザウバー(チーム代表)は、われわれのドライバーについてコメントしない」とザウバーのスポークスマンは13日(月)に語った。