レッドブル、骨折を隠したマーク・ウェバーに「失望とフラストレーション」

2010年12月07日(火)
レッドブル、骨折を隠したマーク・ウェバーに「失望とフラストレーション」 thumbnail

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、所属ドライバーであるマーク・ウェバーが肩の骨折を隠していたことについて、「失望とフラストレーション」を感じたと語った。

最近に出版された本の中で、日本GPの前にウェバーがマウンテンバイクで転倒し肩を骨折していたことが明かされた。その痛みを抑えるため、日本GPと韓国GPでは注射を打ってレースに臨んでいたという。

ホーナーがこの事実を知ったのは、この件が各国で報じられた6日になってからだったようで、「失望とフラストレーション」を感じると『Telegraph(テレグラフ)』へ語った。

「肩のことだけではなく、本のことすら私は知らなかった」

ウェバーがケガを伝えていたのは、F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の医師ゲイリー・ハートスタインと、トレーナーであるロジャー・クリアレイのみだったという。

「マークが何も言わなかったことは、非常に残念だ。パフォーマンスには何の影響もないケガだったようだが、それではやはり、その事実を知っておきたかった」とホーナーはコメントしている。

トレーニングの一環として、自転車に乗るドライバーは多い。しかし、ウェバーは2008年末にもマウンテンバイクで事故に遭い、脚を骨折するなどしていた。そのためホーナーは、ウェバーが自転車に乗ることに対して難色を示した。

「ドライバーは、体調を整える義務がある。自転車とマークはうまくいかないようなので、彼は自転車とは距離を置くべきなのかもしれない」

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧