ウェバー、ギアボックス交換は正しい

マーク・ウェバー（レッドブル）は、ドライバーズポイントランキングトップから脱落することになったカナダGPで、ギアボックスを交換したのは正しい判断だったという。

トルコGPでチームメート同士でクラッシュを起こし論争の的となったウェバーは、モントリオールでのカナダGPでチームメートのセバスチャン・ベッテル（レッドブル）よりも上位グリッドを獲得していた。

しかし、ギアボックスに疑問が生じ、予防策として予定外の交換を行い、5グリッド降格処分を受けた。

一部のジャーナリストたちは、ベッテルを可愛がっているヘルムート・マルコ（レッドブル／アドバイザー）が、ウェバーのトランスミッションにバールを仕込んだと冗談を飛ばしていた。

「僕でも、ギアボックスを交換したと思うよ」とウェバーがドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に語ったと伝えられた。

「2、3の順位を失うことになるけど、フィニッシュラインを通過する（チェッカーフラッグを受ける）ほうがいい。僕の状況では、ポイントが必要なんだ」とウェバーは付け加えた。

ギアボックス問題は、ウェバーだけに発生したことではなかった。チーム代表のクリスチャン・ホーナーはベッテルのマシンにも「ギアボックス関連のトラブル」が発生したため、スピードを落とすよう指示していたことを明らかにしている。

少なくとも、トルコGPのクラッシュは過去のものになったようだ。カナダGP開幕前の9日（水）に、ウェバーとベッテルは、チームスタッフと夕食を共にしている。

「私は、一番高価な食事を注文したよ。ドライバーからお金のことを切り離すのは難しいことだと分かっているからね」とホーナーが語った。

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