レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ベルギーGPまでにウイングの設計を変更する必要はないと考えている。
レッドブルやフェラーリのフロントウイングが、高速時に大きく変形していることが問題視され、統括団体FIA(国際自動車連盟)は次戦ベルギーGPからフロントウイングなどの強度検査を強化することに決めた。
これを受けて、ほとんどのチームが設計変更を強いられるとみられていたが、レッドブルに設計変更の必要はないとホーナーは『Autosport(オートスポーツ)』へ語った。
「FIAから送られてきた情報を確認したが、今でも基準を満たしているというのがわれわれの見解だ」
ホーナーのコメントが事実だとすれば、ほかのチームが設計変更を迫られる一方で、レッドブルは従来のパーツを使用できることから、レッドブルのアドバンテージがより大きくなることが予想される。
また、ハンガリーGPで優勝し、選手権リーダーに躍り出たマーク・ウェバー(レッドブル)は、今シーズンに残されたすべてのサーキットで、レッドブルが強さを発揮できると考えている。
「モンツァなどでは、長いストレートでどうなるのか少し心配している」とウェバーはレッドブルのインタビューで語りつつ、次のように加えた。
「でも、ほとんどのサーキットでクルマは、とても強いから、どのサーキットでもみんなの挑戦を受ける準備はある。この先すべてのレースを楽しみにしているよ」