レッドブル、新たな内紛解決に乗り出す

2010年07月12日(月)
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チーム内に再びわだかまりが生まれたイギリスGPを終え、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは喜んでドライバーであるマーク・ウェバーと話し合うと語った。

イギリスGPで優勝したウェバーだが、チームメートであるセバスチャン・ベッテルのナンバー2ドライバーのような扱いを受けることが分かっていれば、レッドブルと2011年の契約を結ぶことはなかったとコメントした。

このウェバーのコメントは、2つしかなかった新フロントウイングのうち、ベッテルが装着していたものが壊れてしまったため、チーム側がウェバーのクルマから新ウイングを取り外し、ベッテルのクルマに装着して予選を戦わせたことから出てきたものだ。

だがホーナーは、同じような状況になれば、今後もレッドブルが片方のドライバーからパーツを取り外し、もう一方のドライバーに使わせる可能性があると語った。

次戦ドイツGPでは、選手権でベッテルの前に出た自身が優先されるのか質問されると、ウェバーは「そうなるべきだね」と答えている。

また、レッドブルのガレージ内にも不穏な空気が流れ始めているようで、ウェバー担当のクルーが旧型のウイングを外し、ベッテル担当のクルーに向けてこのウイングを振るという皮肉めいたパフォーマンスを行っていたとの報道もある。

ベッテルは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ、「一番重要なのはチーム内の雰囲気だよ。僕たちにはとても強力なクルマがある。僕たちの勢いを止めてしまう唯一のものは、僕たち自身なんだ」とコメントした。

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