2010年F1第19戦アブダビGPが11月12日(金)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周/5.554km)で開幕し、現地時間17時(日本22時)から90分間、プラクティス2回目が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップになった。
セッション開始時の天候は晴れ、気温28℃、路面温度は31℃。1回目のセッションとは異なり、各車ともセッション開始直後にコースインして走行を始め、周回を重ねるごとにタイムが更新されていった。
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分41秒664のトップタイムを記録してピットへ。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分41秒885を記録して2番手につけており、この段階ではこの2人のみが1分41秒台のタイムを記録している。その後、開始約15分でアロンソがタイムを更新。1分41秒473を記録してトップになった。
開始約30分でロバート・クビサ(ルノー)が1分41秒916を記録して3番手に。このあたりから周りが暗くなり始め、照明の光が目立つようになってきた。まだ路面のグリップは低いままなのか、コースオフするクルマが多い。
開始約45分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分41秒534を記録して2番手に浮上。また、残り約40分からソフト側のタイヤを使うドライバーがいたが、1周目の計測ラップではタイムを更新できないドライバーもいた。
残り約30分、ソフト側のタイヤを装着したハミルトンがトップタイムを更新。ハミルトンのタイムは1分41秒213だった。また、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)がコースをはみ出してスピン。ランオフエリアでクルマが止まってしまい、アルグエルスアリはクルマから降りてしまった
アルグエルスアリのスピンによるイエローフラッグが解除されると、アロンソがタイムを更新、1分41秒314を記録した。その直後、ハミルトンが1分40秒888を記録、自身のトップタイムを更新した。
残り約25分、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がコース脇にクルマを止めた。マッサはクルマを降り、ガレージへ戻らずにコース脇でライバルの走りを見ていた。マッサはクルマを止める直前、「燃料がなくなった」と無線でチームに伝えている。
その後、誰もハミルトンのタイムを上回ることはなく、ハミルトンがトップのままセッションが終了。1回目のセッションで8番手になり、好発進を見せていた小林可夢偉(ザウバー)は、14番手になっている。