フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が2010年のF1チャンピオンになったとしても、チームメートのフェリペ・マッサが来季もアロンソのサポート役になるわけではない。
こう語っているのはフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリ。しかし、今シーズンは、数字上まだマッサにもチャンピオンの可能性が残っている段階から、マッサがアロンソのサポート役になっていた。
フェラーリドライバーには、何よりもチームの利益を優先することが求められるとして、ドメニカリは『Folha de S.Paulo(フォーリャ・ジ・サンパウロ)』へ次のように語った。
「われわれのドライバーは、何がチームの利益になるのか考えなければならない。フェリペが2011年に、一から始められると断言できる。だが、最も重要なのはフェラーリだ」
また、今シーズンのマッサが不調だったのは、新しくなったタイヤに対応できなかったためとも言われている。しかし、ドメニカリはこう加えた。
「彼のことを完全に信用しており、彼が素晴らしいチームプレーヤーであり、最高なドライバーであることを証明したいと思っている」
「完ぺきなシーズンを過ごせなかったときには、振り返って対処すべきだ。チームが彼を支えること、彼を可能な限り最高なドライバーにするため、チームが彼をサポートすると、彼も分かっている」
「彼のパフォーマンスが、タイヤだけに関係したことだとは思わない。すべてをまとめて、なぜ彼が最高なシーズンを過ごせなかったのか原因を探る必要がある」