2010年のF1でチャンピオンになることをあきらめていないフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、チームメートであるフェリペ・マッサの助けを求めている。
アロンソは日本GPの際、フェラーリから全面的なバックアップを受けたとしても、自身が好調を維持し、良い成績を残し続けている限りは、チャンピオンになる可能性が大きく変わることはないとして、こう語っていた。
「自分が良い走りをしていれば、チームメートが近くにいても、いなくても、大差はないよ」
しかし、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)と同ポイントで選手権2位になった今、次の韓国GPが重要な一戦になるとアロンソは語る。現在ランキング首位に立つのはマーク・ウェバー(レッドブル)。ベッテルとアロンソは、ウェバーから14ポイント差につけている。
「僕にとっては、チームメートのフェリペに頼ることも重要になる」とアロンソはフェラーリの公式ウェブサイトで語っている。
この数戦のマッサは、不運にも見舞われていたが、不甲斐(ふがい)ないレースが続いている。そのためフェラーリの首脳陣は、アロンソを援護するためにも、良い結果を残すようマッサへ求めていた。
「この2戦での悪い結果を埋め合わせることを、彼も心から願っているはずだよ。彼には、また表彰台に登れるだけの才能がある」
「それに、新しいコースの秘けつをすべて見つけ出し、最高な形でクルマの準備を整えるには、協力することがとても有効だからね。今みたいな状況では、ちょっとしたことすべてが、目標の達成にかかわってくる」とアロンソも認めた。