フェリペ・マッサ(フェラーリ)が、自身の母国レースであるブラジルGPで、もし自分にできることがあるのなら、チームメートであるフェルナンド・アロンソの王座獲得をサポートすると語った。
「もし僕次第ということになるなら、間違いなくそう(アロンソをサポート)する」とマッサは『EFE通信』へ話している。
マッサは今年のドイツGPで、チームからの指示によりアロンソへ優勝を譲り、大論争が巻き起こっていた。しかし、次戦ブラジルGPはマッサの母国レースであり、誰よりも大きな声援をマッサが受けることになる。
しかし、アロンソによる王座獲得に集中するというフェラーリの希望を、マッサも認めている。2007年に、当時のチームメートであるキミ・ライコネンの王座獲得をサポートしたことを振り返りながら、マッサはこう話した。
「僕はプロフェッショナルだよ。2007年にも同じことをしていたしね」
ブラジルのファンは、マッサの優勝を願うことになるが、自身の立場をファンも理解してくれるはずだとして、マッサは『Globo(グローボ)』へ次のように加えている。
「一般の人たちはみんな、僕に対していつも優しかった。ドイツであんなことが起こる前だけではなく、あの後もね」
「ジャーナリストは違う。でも、一般の人たちはいつも優しかったんだ。今回もファンが最高な応援をしてくれるだろうし、彼らにいい結果を見せるため、全力を尽くすよ」