フェルナンド・アロンソ、ブラジルのファンにチーム戦略への理解を求める

2010年11月04日(木)
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チャンピオン確定の可能性もあるブラジルGPを前に、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はブラジルのF1ファンへ、フェラーリがチームとして戦うことに対する理解を求めた。

アロンソはブラジルGPで王座を確定させることが可能であり、チームメートのフェリペ・マッサも、アロンソの王座獲得をサポートすると宣言していた。

しかし、ブラジルGPはマッサにとって母国レースとなる。当然ファンはマッサのレース優勝を求めており、もしマッサがチーム戦略によって優勝を逃すようなことがあれば、ブラジルのファンが失望することは簡単に想像できる。

また、ブラジルではアロンソのイメージがあまり良くないとも言われている。しかし、『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙とのインタビューでアロンソは、そういったことを心配していないと語った。

「いくつかの国では、僕のイメージが良くないと言われているけど、空港に到着した時や、ホテルやサーキットでは、それとは正反対の光景を目にするよ」

「そのことは心配していない。僕の仕事は、コース上でいい成績を残し、チームに満足してもらうことだよ」

また、もしブラジルGPでマッサがアロンソへ優勝を譲ったとしても、ブラジルのファンが理解してくれることを願うともアロンソは話している。

「理解してくれる人は、このスポーツが複雑なものだってことを分かっている。少なくともフェラーリでは、チームが優先されるということをね。もちろん、理解してくれない人もいると思うよ」

「でも、ファンの意見を理解するのは僕の仕事じゃない。僕は、コース上で仕事をするんだ」

また、今シーズンは活躍できなかったマッサについて、今までの中で最も弱いチームメートではないとアロンソは語った。

「そんなことないよ。フェリペの能力はとても高い。100%プロフェッショナルとして、目標に向けて1月から12月まで働いている」

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