ブルーノ・セナ(ヒスパニア・レーシング)が、複数のチームと契約の交渉を行っていると認めた。
2010年に、ヒスパニア・レーシング(HRT)でF1デビューを果たしたセナ。モルンビー墓地に眠るアイルトン・セナのおいであるブルーノは今週末、競争力に欠けるHRTのクルマで母国レースであるブラジルGPを戦う。
セナについては、2011年に向けて移籍するとの報道がある。その中でも有力視されているのがロータス。2011年はテストドライバーになり、2012年にロータスのレースドライバーとしてセナがF1グリッドに復帰するというものだ。
「もっといい順位を争えたら素晴らしいね」とセナは『Reuters(ロイター)』へ語っている。
今シーズンはHRTで苦しい戦いが続いたセナだが、前向きな点を見ているとして、次のように述べた。
「多くのことを学んだし、いろいろな面で経験を積むことができた。それに、来年のシートを争うチャンスが僕にはある」
「だから、今年は学習と成長の年だったんだ。来年のF1にかかわるためのチャンスをくれた1年だったよ」
またセナは、複数のチームと2011年の交渉を行っていると認めた。
「ほかにも複数のチームと話しているし、今までは開いていなかったかもしれないドアも、今では開いている。見通しは明るいよ」