ジェンソン・バトン、わずかな望みにかける

2010年10月25日（月）

ジェンソン・バトン（マクラーレン）は、「数字的にも」チャンピオンになる可能性がなくなるまで、チームメートであるルイス・ハミルトンのサポート役にまわることはないと語った。

2009年のF1チャンピオンであるバトンは、韓国GPでポイントを獲得できず、選手権トップに躍り出たフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）からは42ポイント差となった。一方のハミルトンは、アロンソから21ポイント差の3位につけている。

レース直後にはバトン本人も、タイトル防衛の可能性が非常に低くなったことを認めていた。しかしその後バトンは、チャンピオンになることをあきらめたかのような発言は「感情が高ぶっている」ときのものだったと『BBC』へ語り、チーム首脳陣からナンバー2ドライバーになることを求められることはないはずだと加えた。

「今はそう思っていないよ」

「すべてが終わる前に負けを認めているようでは、ワールドチャンピオンになれない。今日だって、ものごとがすぐに変わってしまうことを見たわけだしね」

2010年のF1では、優勝で獲得できるのは25ポイント。今シーズンは2戦残っているため、数字上はバトンにもチャンピオンになる可能性が残されている。

「もし数字上もチャンピオンになる可能性が無くなれば、そのときはルイスを助けるよ」とバトンは語る。

ジェンソン・バトン | マクラーレン