ジェンソン・バトン(マクラーレン)がブラジルGPの際、武装した強盗に襲撃されそうになり、これは誘拐を目的にしたものだったのではないかと話題になったが、この事件はでっち上げだった可能性が出てきた。
『Tuttosport(トゥットスポルト)』は『Epoca(エポカ)』の報道として、バトンの襲撃事件を捜査している当局が、この件の不自然な点を発見したと伝えた。
「さまざまな点でつじつまが合わない」と『Tuttosport(トゥットスポルト)』は報じている。
バトンらを乗せた車を運転しており、事件直後の報道で英雄視されていた警官は、この日は非番だったとのことだが、いまだこの件を正式には報告していないという。また、日本の「110番」にあたる番号への通報も行われていなかったようだ。
『Epoca(エポカ)』は、今回の件はバトンの警護を担当していたセキュリティーチームが、宣伝のために仕組んだものではないかとして、次のように加えた。
「実際には何が起きていたのか?」
ブラジルGPのセキュリティー担当は、「もしそうだったとしても、われわれには何が起きていたのか説明する確固たる情報がない」と語っている。